キツネ
ぶたばあちゃん
に次いで、マーガレット・ワイルド作品のご紹介です。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ジャンピーは、ほんの小さな子犬のときから、ハリーといつでも何をするのもいっしょでした。ところが、ある日、突然、おとうさんから、もうジャンピーには会えないと告げられ、ハリーは、どうしても受け入れることができません。すると、夜中に…。悲しい気持ちに寄り添うやさしい愛の奇跡。

今回の絵はフレヤ・ブラックウッドさん
出版社は岩崎書店です。

ワタシはペットと暮らしたことがないので
想像でしかありませんが
人と犬との結びつきが強いと
別れもつらいでしょうね…。

子犬の時から一緒に暮らしていたジャンピーとの
突然の別れ。
信じられないし
受け入れられないし…。

「死」って大きすぎるんですよね。

息子のハリーにはもちろん
もしかすると父親にも。

この家はどうも父子家庭っぽくて
母親の存在がないのですが
父子の仲はよく
ハリーの気持ちを父親が理解してくれています。
今まで一緒に寝ていたベッドでひとり寝ることはできないのをわかってくれて
リビングのソファで寝られるようにしてくれるくらい。
不思議な出来事がおきたとき
誰にも言えないその出来事を語れるくらい。

本当かどうかより大事なこと


この父親は知っているんだと思います。

不思議な出来事は長くは続きません。
やっぱりちゃんとお別れはしなくちゃいけないんです。
それをお互いに受け入れ
あいさつを交わし
物語は終わります。

静かなトーンで語られる
冬の夜みたいなお話です。

絵は
わざとスケッチの線をたくさん残した水彩画(だと思います)。
文章が始まるその前に
中表紙が出会いの場面になっていて
ジャンピーの特徴や
いっしょに過ごす幸せが
ハリーとジャンピーの双方から伝わります。

夜の場面や悲しい雰囲気の絵が多いので
落ち着いた、というよりも少し沈んだトーンの色遣いがほとんどですが
鉛筆の線をたくさん重ねていることで
寂しさの輪郭も鈍らせてくれるようでもあります。

なんたって
犬の健気さがあふれていまして
犬好きな人や犬を飼ってる人は
この本の絵、大きくうなずいちゃうんじゃないかしらん?と思います。

同じく「死」をテーマにした
『ぶたばあちゃん』と読み比べてみるのもアリかもですね。
年齢なのか、関係性なのか、年齢なのか
はたまた死の訪れ方の違いなのか?

趣がかなり違いますが
ワタシはどちらも好きですね。
よろしかったらお手に取ってみていただきたい作品でした。
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赤ちゃんを爆笑させる方法

もうすぐここにいえがたちます

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