先日の大人絵本会で「おおきなおおきなおいも」をお題に語りまくってから
赤羽さんの絵本が読みたくなりまして。


内容紹介
福音館書店60周年記念 「わたしの好きな福音館の絵本」コメント
怖いけどおいしそう
柴崎友香(しばさき ともか 作家)
保育園で山へ泊まりに行ったときに、先生が読んでくれたのを覚えています。「今でもこの山に『くわずにょうぼう』がいる」とさんざん脅されてからの肝試しは怖かった。夜中に頭がぱかっと開いて、そこからにぎりめしを食べるというイメージが強烈で。でも、炊きたてを大量に食べているのがおいしそうだな、とも思ったっけ(笑)。

文章は稲田和子さん
絵は赤羽末吉さん
出版社は福音館書店です。

赤羽さんの絵本はけっこう紹介しています。
サイドバーで検索いただけると嬉しいです♪

菖蒲のさいてる頃なので
ホントは5月くらいに読むといいんでしょうね。
しまった★それまで待っていればよかったかも!?
でも
いまから5月の予約投稿をするわけにいかないので
すすめますw

民話のなかでは、割かしメジャーな物語では?と思います。

昔話にしては珍しく、しょーもない男が主人公なんですよね。
「食べない嫁がほしい」なんてことを考えているわかですから。
そんな男のところに「嫁にしてくれ」と訪ねてきたきれいな娘。
そんなうまい話があるのかしらと嫁にもらって
ほんとに食べないな~とほくほくしていたら
食べないどころか留守の間に何倍ものご飯を食べていたというw
『二口女』なんて言われていることもありますよね。

男は食べられそうになりつつも、最終的には助かりましたが
完全に自業自得だよな~。
なので、赤羽さんの絵もどことなくでれっとした顔のおっちゃんになっていますw

民話らしい落ち着いたトーンの色で描かれるこの世界
好きだなぁ~。

文字の部分がちょっと和紙っぽく塗ってあったりして
それは絵の部分とばっちりマッチしてますからね。
なんというか
ウキウキというよりも
じっくり、しっとり読めちゃうんですよ。

とはいえ物語の後半はおいかけっこになるので
なかなかにスピード勝負。
このおいかける部分とか
最後のよもぎの中とか
色が本当に素晴らしいです。

特に最後の色は
美しいの一言。
こんな微妙な色
どうやったら出せるんだろう…。

男のずるいのも
やまんばの怖いのも
最後のようすも
赤羽さんの優しさととぼけた感じの空気に包まれて
なんとなくふんわり読めちゃいます。

アレだ!
薄皮のおまんじゅうw

適切な例えかはわかんないですけど
ワタシにとっては、そんな感じの絵本かな。
中のあんこはみっちりたっぷり滋味豊かな甘さで
くどくならないように上手に薄く作った皮が包んでくれている
おいしい、でも見た目は決して派手じゃないおまんじゅう。

どこにでもある
いつでもある
いつ食べても(読んでも)おいしい

そんな35年ものの作品でした。
読み聞かせにも、ぜひどうぞです♪
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大あらし

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