4月のうちになんとか紹介したいと思っていた本です。

【送料無料】豚の死なない日

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価格:945円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ヴァーモントの貧しい農家の少年を主人公に、誇り高い父の教え、土に根ざして生きる素朴な人々との交流、動物たちへの愛情を生き生きと描く傑作。子供から老人まで全米150万人が感動した大ロングセラー、待望のUブックス化。

著者はロバート・ニュートン・ペックさん。
出版社は白水社です。

この本を読んだのはけっこう前です。
直後の感想は「これぞYA!」って感じだなー、と。

その印象は読みなおしても変わりません。

主人公の少年は12歳で、名前はロバート。
そして、物語の最初に書かれた献辞は
「父、ヘイブン・ペックに」
作中の父の名前と同じでして
どうやらこの作品は自伝的小説のようです。

家は貧しいけれど敬虔なシェーカー教徒で
「フリル」(不要で華美なもの、という意味のようですね)を排除した質素な暮らしをしています。
父は農地の支払いと、家族を養うために
屠畜の仕事を請け負っています。
なので彼はたいていの日、豚の「死のにおい」をまとっているわけです。

教育がない、というか、字が読めない父ですが
精神的にはとても深いものの考え方をしています。
その父と、大人の会話ができるようになってきたロバートですが
思春期にさしかかる12歳から13歳、いろいろな出来事があり
一足飛びに大人にならざるを得なくなりました…。

周囲の大人が少しずつ成長していくロバートを見守るようすが温かく
ロバート自身も、その期待に十分こたえられる素直ないい子なんですよね。
質素な生活をしていますが、買ったコートがほしい!と父親に訴えるところとか
どうにもこうにも国語がニガテなところとか
正直でよろしい(笑)みたいなユーモラスなところもあるので
成長もの、といってもマジメ一辺倒ではないです。

ちなみにこのシェーカー教徒って、クエーカー教徒をそんなふうに訳したの?と思ったんですが
訳者のあとがきによると、クエーカーから派生した別の一派だそうです。
現代では教団は消滅しているとのこと。短い期間で派生して消滅しちゃうところもあるんですねー
と、そんなところも初耳のへーほーふーんです。

彼の家庭にとっては「フリル」かもしれない子豚をもらうきっかけになった出来事で物語が始まり
その子豚が不妊症なのがわかり、飼い続けられない…というくだりが物語のクライマックス。
しかしタイトルで語られるのはその豚ではない
と書くと、ちょっとフクザツっぽいですね。
豚はこの本では、いろんな意味で比喩なので
タイトルにしたのかもです。
原題そのままなんですが、インパクトあるんで忘れがたいですよね。

質実剛健、フリルなし!な物語ですが
骨太でがっしりした話が読みたいなーというときにおススメです。
人生、たいへんなこともたくさんあるけど
でも自分の足でふみしめていかなきゃなー

思わせてくれました。
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4月のうちになんとか紹介したいと思っていた本です。【送料無料】豚の死なない日価格:945円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)ヴァーモントの貧しい農家の少年を主人公に、誇り高い父の教え、土に根ざして生きる素朴な人々との交流、動物たちへ?...

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2012-05-02 16:52

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