赤木かん子さんのセレクションシリーズで知った本です。



文章はさねとうあきらさん。
絵は村上勉さん。
出版社は岩崎書店です。

村上勉さんの作品は
きつね三吉
おおきなきがほしい
だれも知らない小さな国
を紹介しています。

これ、赤木さんの組んだアンソロジーでは
(当然ながら)文章だけで
絵本だと知って「そりゃ読まなきゃ」って感じだったんだけど
ウン、正解。
表紙のおじいさん・ガルゲオスがいいわ~♪

絵本が出版されたのは1974年で
公害問題から連想が始まった物語なのかな?と思ってみたり。

空気を大事にするあまり
深呼吸しただけで『有罪』なんですもんね★
機械化のおかげでヒトは何もしなくていい…なんていうのも
70年代のSFな感じ。星新一もそんな感じのショートショートを書いていたっけ。

村上勉さんの絵は
そんなオートマティックな世界を描いていても
どこかハンドメイドっぽくて柔らかみがあってステキです。
これ、違う人が絵だったら
もっと冷たい感じが前面に出ていたんだろうなー。
文だけ読んでいた時とやっぱり印象が違うので
絵本って「絵」と「文」なんだよねぇと
しみじみうなずきながら読んでいます。

そもそものはじめは地下世界の歴史博物館にあった一粒の麦。
どれくらい長い間陳列されていたのかはわからないですが
そこから出されて順調に育ち
やがて実り、次の麦がまた育ち…
という、命のリレーが
やがて裁判官のガルゲオスのココロに変化をもたらすのですが
ガルゲオスにおいていかれた形になるコポのその後が
気になるなぁ~。。。

絵本でSFってやっぱり難しいのかな?

この作品は
ファンタジーとSFの中間地点みたいな位置だと思います。
ド・SFやド・ファンタジーが好き!な方にはどっちつかずに思われるかも、ですが
このふわっとしたあいまいさは
初心者にとっつきやすいんじゃないでしょうか。

佐藤さとるさんのファンタジーが好きな方なら
見慣れた絵と、似ているけどちょっとムードの違うお話
という楽しみ方ができると思います。
スポンサーサイト

ファンタジウム

Dr.インクの星空キネマ

comment iconコメント ( -0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( -0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。