本好きな方におススメしたい児童書、発見♪



内容(「BOOK」データベースより)
舞台は小さな港町シャーロッツバイト。図書館とパブで一日中働く母親のクララと暮らすアルマ。家の手伝いをしながら、本を読み、物語を書き、ひとつの夢を追いかけている。―それは作家になること。ある日、町で一番古いスチュアート屋敷に気むずかしいおばあさんリリーとその娘オリヴィアが越してきた。二人との交流から、アルマの運命が大きく動き出す。アルマとリリーの年齢を超えた友情。しかし、ある事件をきっかけに、アルマはその友情に疑いを持つ。「裏切り」と「許し」、アルマの心は大きく揺れ動く。そして、物語は予想もしない結末を迎える。

文章はウィリアム・ベルさん。
出版社は朔北社さん。
表紙のカバーイラストはカワイユキさんです。

朔北社さんって、なんか知ってるなーと思ったら
ワタシの好きなロザムンド・ピルチャーさんの作品を出版してるところでした。
なるほど内容的に通ずるものがありますわ。
この出版社の作品、読んでないものもあるけど
多分好きなものが多そうな気がします^^

物語の時代はちょうど80年前。
第一次と第二次の世界大戦の間くらいですね。
印刷技術あり、ラジオあり、テレビなし…でいいのかな?
洗濯機はあるけど、手動で脱水をしてるっぽいです。旧式…というより初期なんでしょうねぇ。
そんな時代のなかでも、どちらかというと貧しい家の少女・アルマが主人公。

お金持ちではないけれど、本が好きで字がきれい。
物語を書くのが大好きですが
宿題で出されると、表現や長さなど先生の希望通りにできず、つい暴走してしまうことも。
少しだけ規格外な少女のようです。

そんなアルマですが
美しい字をかけることがきっかけで
とある仕事につけることになります。
最初はいやいやだった仕事ですが、通っているうちに…
というあらすじは
Amazonの方が上手なので割愛w


この本の面白さは、なんたって本と字!
日本語ではあらわしきれないかもですが
英語なので書体の話がいっぱい出てきまして
筆記をしているアルマが、リリーさんに本をすすめてもらい
書体がいろいろあることを知り、興味を持ち
カリグラフィーをしてみたい!と思うのですね。
挿絵のない本なんですが
この書体の見本だけは3種類わかるように描いてあり
書体を見て、それについてのアルマの言葉を読み、なるほどと感じていただけるようになっています。

カリグラフィー用の万年筆…
日本でいうと書道用の高価な筆のようなもの?

要するにある種の趣味品・ぜいたく品なわけですが
これが
アルマ親子の生活がこれから上向きになるぞ、という象徴にもなっていて
小道具としてたいへん気がきいた扱いです。

アルマも母のクララも、このカリグラフィー万年筆を手に入れた時期を境に収入、ひいては生活が上昇する
ある意味親子のシンデレラストーリーでもありまして
「物語」らしい早い展開なのは児童書らしいスピードと言えましょう。

そして順調に…と思いきやラスト近くで物語が二転ほどしまして
このあたりも物語好きな子の満足感をそそるでしょうね。
さらにさらに
実をいうとこのカバーイラストが素晴らしくてですね!
ワタシは表紙を見て「なんか面白そう」となったんですが
読みながらふと表紙を見直すと
「おぉっ!?」な意味合いが♪
もちろん読み終わってからでもいいんですが
この表紙は2度3度とじっくり見なおして
ぜひご一緒ににんまりしていただきたいものです。

中の活字も場面に合わせて書体を変えたり
挿絵がなくても字が語る、みたいな楽しみのある作品。
小学校…うーん、後半くらいからいけるかな?
この手の物語が好きなのは本好きと決まってますのでねw
年齢よりも本のマニア度で決まるかも~(^皿^)

表紙がけっこう『語って』いる本ですので
見て「んん?」っと触手がピピッときた方、ぜひどうぞ!
5年前に出た本で、それほど古くはないのですが
書店では入手難しそうですので
図書館リクエストをおススメしますです。
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楽隊のうさぎ

たんぽぽ ~だいすきしぜんシリーズ

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名前: - [Edit] 2012-09-09 14:53

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