本日紹介するのは、『小説家になろう』サイトのR18女性向けサイト『ムーンライトノベルズ』で更新中の作品。
展開がアツイ!個人的大注目のタイミングで紹介しちゃいます^^

『真夏のダイエッター』(18歳以上の方のみアクセスしてください)
<小説情報のあらすじよりコピペ>
「太っている女との恋愛は無理」とフラれてしまった女子高生有年原ちより。太っていると恋愛というステージに立つことすらできないということに衝撃を受けダイエットをして痩せる決意をする。

著者は香折さん。(繰り返しますがアクセスは18歳以上の方のみどうぞです)
まだR18展開になってません。が、サイトの年齢制限があるのでくどく書いてみました。


この著者の高校生作品が大好きで、最近めっきりハマり読みしています。
R18サイトの小説って、「エロがメイン」なのから「エロを含む。しかしメインはストーリー」まで幅広くて、今日紹介の『真夏の~』は後者。なので現時点ではエロ的展開にはなっておりません。
というか、エロ以前ね。まだ恋愛両想い展開にもなってない。たぶんそろそろ来る。がんばれふたり!と、じれじれと待っている段階。更新が朝なので、もう毎朝起きたら一番にチェックしてますわwww 

仲がいい男子だからがんばって告白したのに、断り文句が…★
この冒頭でガッツリつかまれたわたしの思春期も丸かった。
相手をうらむことなくダイエットに向かう主人公のうねちゃん(有年原は「うねはら」と読むのです)エライ!
そして、頼る相手がほとんど話したことのないクラスメイト男子ってスゴイwww
彼が瘦せているから一緒に過ごして痩せポイントを知りたいとな。理由は納得だけど行動力が暴走している彼女にツッコミを入れつつもグイグイと読み進めてしまいます。

告ったのもフラれたのもその理由も身近なクラスメイトには話せない。
恥ずかしいからと自分では思ってるけど、振った相手の真庭くんを悪く言えない、根本的に優しい性格なのが大いに関係してるんだろうなあ。
うねちゃん視点でストーリーが進むので客観的な表現は少なめですが、それでも彼女の他人に対して分け隔てをしない性格や思ったことを素直に口に出す天真爛漫さなど、とっても可愛い女の子なのはよくわかる。
外見だけで振った無神経男子の真庭くんには「逃した魚はデカかった」と、後でうんと後悔するといいよ!と意地悪~い視線を浴びせちゃうのは丸い元女子としては当然のなりゆきでございますよ、うん。

もう一方のお相手は、痩せてるためにうねちゃんのダイエット計画に巻き込まれちゃった徳山くん。
クラスでの立ち位置はマイノリティぽい地味男子ですが、なんだかんだいって面倒見がよくて、彼自身の太る方のダイエットも兼ねて一緒にご飯食べたり運動したり。
徳山くんママの絵美ちゃんも一緒に、ほとんど毎日家族ぐるみのお付き合いカップルか!な勢いなのに、うねちゃんにはそんな自覚がないのがおかしくてたまりません。
徳山くん、いつごろからうねちゃん好きだったんだろ。お母さんにも(そしてお父さんにも)バレバレで、すごい協力体制なんだよね~(^w^) 
うねちゃんのおすすめに従って髪を切ってカッコよくなって、筋肉もつけつつあるからうまくいったら細マッチョか?
(ちなみにふたりの目標体重は同じ。うねちゃんは痩せて、徳山くんは太って。ダイエット協力の提案を受けたときに徳山くんが設定したんだけど、これ、ストーリー的にすごいパンチが効いててイイのです)

仲良くしつつもたまに拗れて暴言が出ちゃったり、数日会わなくなるけど片方が折れたらすぐに仲直りする二人の様子は高校生というよりもちっちゃい子の仲良しさんっぽい愛らしさ。でも徳山くんの好意はうねちゃんの無意識にじわじわ染み込みつつあって。
そろそろ溢れてこぼれるんじゃないかしら、真庭くんが変に刷り込んじゃった体重と恋愛に関するうねちゃんのコンプレックスを徳山くんはどんなふうに壊してくれるかしら、と、更新が楽しみでワクワクなのです。

タイムラグで、ブログ記事と作品内容にずれが出ちゃうんだろうなー、と思いつつ、あまりにも好きすぎて書かずにはいられなかった入れ込み中のこの作品、いっしょに読んで楽しんでくださる方がいたらとっても嬉しいです!オススメ!



ムーンライトノベルズ]   [ま行のタイトル] 
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SF好きな方にオススメして、ぜひ感想をうかがいたいものです。

内容(「BOOK」データベースより)
渋谷・青山・麻布・銀座・新宿・湾岸…街から人がいなくなり、残されたのは建物だけ。人間が作ってきたものは何だったのか。自然との共存を拒否し、作っては壊し、壊しては作り、創造と破壊を繰り返してきた歴史がここに。


◆東京が廃墟のようになっている写真集◆
ホントに人っ子ひとりいない!
すごいタイミングで撮影しているのね…と、感心しつつ読み(眺め?)ました。

カメラを向けて、人が途切れるタイミングをうまくつかめることって、たしかにあります。
わたしは神社参拝が好きなので、参拝時に記念撮影することもありますが、全景を人なしで撮れるチャンスって極稀にあって、そのときはうわあ!って、シャッターチャンスもあわせて神様に感謝!です。
でも、それってホントに偶然なので、それを狙ってプロのカメラマンが撮影して、しかも写真集ってのはやっぱスゴイです。

都会の街中で、人がいないはずがないようなスポットがいっぱい撮影されていて、夜中じゃないからすごい早朝なのかもですが、いやー、ゴーストタウン東京、コワイですわ。ホラーっぽいですわ。
なんかね、『漂流教室』を思い出しました。環境としては『ブラスでトラブル』も近いかもだけど、あっちは写真のイメージとは違うんだな。
都会って、人がいて機能してる空気感を含めて都会なのね…。

写真の中に数点、雪景色の高速道路なんかもあるんですが、運転する身なのでゾクゾクしちゃいます。進めなかったらどうしようってあの危機感は味わった人としか共感できない。さすがに乗り捨てたことはないけど、ヤバイと半泣きになったことは数回ある…。うへえ、思い出しちゃった★

写真全体を通しての<距離間のある雰囲気>と撮影のテーマがマッチしているので、好き嫌いはもちろんあるでしょうけど、自分の知らない視点で東京という街を切り取って見せてくれる、興味深い写真集でした。
冒頭にも書いたけど、廃墟になりたてな感じがとてもSFっぽいので、SFファンの人に見て、どんな本を思いついたかとかこの作品と合わせて読むと面白いだろうとか、そういうのを聞いてみたいです。お茶とお茶請けみたいな組み合わせが知りたいw

写真を眺めていて、著者の視点に興味が出てきたので、近日中に他の写真集も見てみようかな…と思っています。



 [ら行の出版社]   [た行のタイトル] 


めちゃめちゃ時間かけて読みました。それでも読み終わると思うともったいなかったー!
紙の本で手元にあるんだから何度でも繰り返し読めるんだけど、
最初の一回の、「初めて」の感じって独特じゃないですか。それを一気に味わっちゃうのがもったいなく感じる作品だったので、ゆっくり、ちょっぴり、少しずつ。
一つ読み終わったら本を閉じてため息ついて。こんなに丁寧に味わって読んだのは初めて。


内容紹介
死んでしまった美しい女との百年後の邂逅、逃れられない前世の因縁、明治の世に運慶が現れる不思議、自殺を試みた瞬間に味わう激しい後悔、断崖絶壁で夥しい数の豚に追い詰められる恐怖……。漱石の内面の孤独が色濃くにじみ、曰く言い難い十の夢が語られる珠玉の小品『夢十夜』を、名手近藤ようこが漫画に描く。


夢というのはこんなふうに書き表せるものなんだなあ。
夢って独特の質感があって、でも触れないし現実でもないし、どうしたらいいものかと思いつつ、印象的な夢を見た時だけは手帳にメモったりしているんだけど、わたしは文章でしか表せないので、絵とかマンガにできる人って、ホントに羨ましい。

で、自分の脳内にしか存在しないと思っていた夢の手触りや雰囲気がそのまま文章で読めるのが漱石の夢十夜で。
さらにその世界観をまるっとマンガにしてくれたのが、この近藤ようこの夢十夜。
ため息が出ちゃいます。

もうね、第一夜から鷲づかまれますよ。
夢の女性だから、彼女はわたしの脳内では顔も姿も朧気だったの。髪は長いのかそうでないのか、美女なのかおとなしい地味な女性なのか、なんともつかみどころがなかったのが、この本で「ああ、こんな姿かたちの女だったんだ、と一気に姿が固まりました。

時代がわかりやすいものあり、どことも知れない実に夢っぽいものもありで、ふわふわと漂うように夏目漱石と近藤ようこの作り上げた世界に入り込み、たっぷりとひたれます。
モノとしての大きさは本の天地左右と厚みしかないのに、その世界がどれほど広がりをもっていて、どれほどあやふやで、それでいて心に残るのか、それはもう読んでいただくしかないのよねー。わたしの表現力では…ううう…★

そして、このマンガは白と黒がよく似合うんです。そういえば映画の『心中天網島』を見た時に同じようなこと考えたなあ。
表紙みたいに差し色を、色数少なく薄めに、が限界かな。正直、表紙よりも中のモノクロのほうが雰囲気が合ってる気がする。あ、でも裏表紙の百合は絶品なので、書店で見る機会があったらぜひぜひご覧あれ!

個人的には第一夜は絶品ですが、第三夜も素晴らしい。そういえば第三夜はいろんな人がオマージュ的に作品に組み込んでるよね。吉野朔実さんのとか好きだったわあ。
時代やタッチなどいろんなタイプの絵柄になっているので、絵と内容のマッチングを見るのも楽しいんだよね。第五夜はこういう時代で見せるのかと意外で面白かったし、第八夜は主人公が夏目漱石そのまんまのイメージでニヤニヤしちゃった。

好きな本だといっても十夜分の夢なので、こんなだっけ?とすっかり忘れている夜もあるので、原作とコミックを読み比べるのも楽しそう。近々本棚を探索せねば。そして読むときには白い百合を部屋に飾りたい。つぼみが花開くのを眺めてまた第一夜を読み返したい。
マンガと文庫を2冊並べて百合の花のそばに置くとかどうかな。
気取ったことだなと思いつつも、そういうことをして、似合うかどうか試してみたいです。

もしこの記事を読んで、そしてこのマンガに興味をもって手に入れた人がいたとしたら。
読むのはゼッタイ夜がいいです。
と、強く強くおすすめします。
朝の光で読んだこともあるけれど、夜の匂いが薄れてしまうので、美味しいんだけど出来上がりから時間がたっちゃってちょっと冷めた料理を食べてるような、<ひと味足りなさ>を感じちゃいました。わたしだけかな?いやきっとそんなことはないはず。

夜の濃さ、眠りの質感を、どうぞご堪能ください。


 [あ行の出版社]    [や行のタイトル] 



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