傾向的に、これからもう少しYA本の紹介を増やせるといいかな…と思っています。

まあ、最近読んでいるYAのガイドブックが面白かったからなんですけどw(あ、YA本は記事の最後にリンク貼っておきますねー) 

 

 

YAってね、やっぱりアタリ外れがあるというか、妙に生真面目だと面白くないし、エンタメに寄り過ぎるとラノベになってしまうという、なかなか難しい部分がありまして。

その点、この本はとってもYAっぽくてようございました♪ 

 

ちょっと幼くて単純で詰めの甘いダンスィーが一生懸命に格闘しながら半年ちょいがんばって調理しながら成長していく爽やか系のストーリー。

主人公の米崎恵志の視点からクラスの1年弱のようすが語られます。

専門科のある高校ってこんな感じなんだー?

卒業時に調理師免許の取れる食物調理科は3年ともなると実習がメイン。毎日せっせと調理したり献立考えたりの繰り返しです。

 

<ショクチョウ(食物調理科)>の大きなトクチョウは『話し合いは全員一致まで』。

なかなか独特なルールだけど、大問題でも小問題でもこの決定事項は繰り返し出てきます。今時珍しいけれど、こうなると徹底的に考えて論議をしなくちゃいけなくなりますねー。

パワーゲームにならないあたり、YAの中では若干児童書寄り的な位置づけなのかもです。

 

学校の特性を活かすためなのか、主人公のタイプなのか、恵志は高校3年生にしてはちょいと幼いかな?と思うところが多々ありますが、要素のいれ方によっては物語の流れが全然変わってくるでしょうから、恋愛要素や人間関係のあれこれに関してうとい子を主人公にして、純粋に調理の話にするのがいい、ってことなのかな。

 

 取り組んで、失敗して叱られたりそこから何かを学んだり、たまに学んだつもりが学べてなくってさらに叱られちゃうことなんかもあったり。

ものすごくドラマティックなことばかりおきるわけじゃないし、飛躍的に恵志の腕前があがって天才シェフに!なーんて少年マンガみたいな展開もないけど、だからこそ<日常>のあったかさや面白さがみっしり詰まってます。 

読み進むにつれて、そうそう学校ってこんなふうだった、っていう懐かしさと若さのパワフルさのおすそ分けをいただく気分になりました。

 

 美味しそうで元気が出る、まさに表紙のご飯のような作品。

モリモリっと一気に読めちゃいますので、気になった方はぜひご一読をどうぞ♪

 

そして、この本を知るきっかけになったYAのガイドブックがコチラ↓。

ここで紹介されてる本を読んでブログ記事にすることがこれから増えるかも?ですー^^

 

 [か行の出版社] [さ行のタイトル]
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こういう思考法は、みんな意外と無意識でやっているような気がするなー。

 

このアリスには、ぜひぜひ売れて版を重ねていただきたい

身もフタもありませんが本音です。

 

内容紹介

ルイス・キャロル不思議の国のアリス』刊行150周年記念出版!高山宏の新訳と佐々木マキの描き下ろしイラストで贈る、日本語版『不思議の国のアリス』の金字塔!

装丁・祖父江慎+鯉沼恵一(cozfish)(オール2色刷り・四六判・上製)

誰もが知ってるお話の、誰も知らないコトバとカタチ 「会話のない本なんて本じゃない、といちばんはじめのところでアリスが言っています。 この翻訳は会話のある本になっているはずです。 アリスは同時に絵のない本なんて、とも言っています。 この本の「絵」はどうですか? このたび、絵もあれば会話もある本をお届けできました」(本書より)  

 

 おススメのアリス、アリマス

アリスは古典です。
しかもたいてい挿絵がついています。
有名どころでいうとテニエルにラッカム、ちょっと変わりどころだとトーベ・ヤンソン(←ココロの姉妹のツイ友さんオススメ。未読の読まなくては本)とか?
どれもそれぞれ味わい深いんですが、まさか佐々木マキ氏にあの世界を再現していただけるとは思わなかったですよ!

 

ツイ友さんというかブロ友さんというかな方に「出てるんですよー、いいんですよー」っておすすめいただいて、なるほどいいかもと思ったんですわ。

表紙は色もイラストもわりと地味めで(失礼★)、中のイラストも2色なんですけども、それがまたいい味出してる

…って、佐々木マキさんの他の本でも書いたことあるような。

 

過去の蒸し返しはさておいて、とにかくアリスがかわいい!んですが、このアリスは媚のないかわいさなんだよねー。

アリスというとロリータ、みたいに結びつけられることもありますけど、このアリスにはエロス感じないっす。萌えないっす。でもめっちゃカワイイっす♪

 

そして新鮮だったのはウサギ!全然かわいくないwww 
狂言回し的にあらわれるから、可愛く描かれることが多いんだけど、このアリスでは不機嫌全開のぶっさい感じです。

女王はトランプまんまだし、チェシャ猫はにっかり笑ってるしね。

いわゆるパターン的な絵を踏襲しているところとそうじゃないところが絶妙にミックスされていて、うわーもうなんていうか…好きだー!!!!!

 

そして話が戻りますが2色遣いね。

とっても素敵なんですが、デザインの方が色も決めてるのかな?折に合わせてなのかわからないけれど、いろんなパターンの2色があって誌面が華やいでます。

編集者さんのインタビューないかな~、っとググってたら
表紙と中身がチラリと見られる記事発見!

 イイ感じのイラスト、ご確認いただけますよ~ん^^

 

そして忘れてはいけない、文章つーか翻訳でございます。

アリスのストーリーは知ってるけど、そして過去に精読したこともあるけど
絵だけではなく本文もしっかり読みなおしました。そして退屈しませんでした。
うーん、すごい。

 

アリスって、夢オチで、実をいうとそれほどわたし好みの内容ではないんですよ。それが結構シャキシャキ読めちゃうというのは、かなりこなれた翻訳なんですねえ。

高山氏のあとがきによると、アリスの訳は二度目とのことですが、前回の自分の訳をなぞるわけにいかないところがしんどそうです。

 

『”time”を「間」と訳せば解決すると気づいた』ことについて『天にものぼる心地』と書いていらして、この文章読むだけで一緒になって「おお!」と興奮しましたねー。

フィットする言葉を見つけた時のあの幸福感。個人の趣味のブログであってもたとえようもない嬉しさです。それがプロの翻訳家でお仕事で発揮できたら…感無量でしょうね。おめでとうございます!

 

年月を重ね、いろんな版が出ている中でも、面白い作品は「これはナイス!」とピッカピカに光を放ちます。

そしてこの本はまさにキラキラチカチカと細やかにまばゆく輝いているんです。


アリススキーさまも、ちょいと興味のあるだけって方も、

ぜひぜひ手に取ってご一読くださいませですー♪

 

 

[あ行の出版社]   [か行のひと]  [は行のタイトル]

ちょっと前に話題になってた本です♪

 

 

 

いやー、初っ端から笑わせていただきました。

巻頭「この本の使い方」なんですけどね

その1:あなたが初心者なら

その2:あなたが経験者なら

その3:あなたが「誰がなんといっても生きものは持たない主義」なら

となっていまして。


要するにどの人にも『全部読もうね』とおススメしているわけなんですが、その表現がもうね、「持たない主義の人にまで!」と笑っちゃいます。まあ、本を読んでいる時点で持ちたくなくても興味がある人ってことですもんね^^

 

章立ては1章から4章まで。持つ<人>によって分けています。

生きものカメラマン、総合ペットショップオーナー、いろんな生き物を診る獣医師、そしては虫類専門店オーナー。
人気があるペットがいるかと思って安心してページをめくっているうちに、生きものがどんどんマニアックになっていき、最後は「それはそもそも生きている状態で出会うチャンスがあるのか?」という感じになってきます。

わたしはたいがいの生きものはさわれると思いますが、タランチュラだのゴキブリだのスッポンだのはさすがに持とうとは思いませんよ?

これを『全部読』んでどうしろと…(笑)。

 

さらに書くと巻末の<応用編>、毒ヘビやワニの持ち方まで登場します。

すでに雑学の域すら越えているのではないでしょーか?

 

えー?とネタのように笑いつつも

合間合間に犬や猫など家でよく飼われているコンパニオン・アニマルたちも出てきますし、獣医さんの章には爪切りについて書いてあったりもします。

 

まったくもって

役に立つんだか立たないんだかわからない本です(笑)。

 

読むのに時間はかかりませんし

どういう役に立つものかは謎ですが

こういうつかみどころのない本を知っていて、読んでいて、面白がれるというのは

なんか豊かなことなんじゃないかなー、と

読みながら思ったのでご紹介してみましたのでした♪

 

 

 [や行の出版社]  [さ行のタイトル]

そっか、没後30年で出版されたんだ。 

 

作品紹介の文章がありませんでした。飯沢耕太郎監修の、上記の写真集からこどもの写真を集めたリメイク的な写真集です。

 

わたしは写真がすごーく好き…というわけではないのですが、

「この人のこの写真集を手元に置いて、好きな時に手にとって見たい」

という写真家が何人かいるんですね。

 

ロバート・メイプルソープの花の写真、

SUARESという人が編集した犬と猫の写真、

そして牛腸茂雄のこどもの写真。

 

最初の二人に関しては、それぞれ写真集が出ているのでそれを持っています。

牛腸茂雄氏に関しては、こどもだけの写真集が以前はなかったので、この人の事を初めて知った写真季刊誌『deja-vu』を大事に持っていました。が、この本が出たからにはこっちに切り替えてもいいかな…と思っています。ちょっとサイズ小さめな気もするけど。

(ちなみに、どうしてdeja-vu』を知ったかは、今はもう全然思い出せないんですが、deja-vu (写真) - Wikipedia によるとこの牛腸特集の号が話題になったようですから、たぶんそのあたりの時期にネットかどこかで情報を拾ったものだと思われます)

 

わたし、好みのものに関しては集中して情報を仕入れるタイプなんですが、知った時には牛腸氏はすでに故人。プロフィールやインタビュー以上のことはわからず★

 …でも、写真家だし、写真で語っているんだからもうそれでいいと思うしかないのかなー。

 

何かを<語る>写真を撮る方です。

「見ろ」というメッセージとは違うのだけど、この方の撮った写真は他の人とどこか違っていて、それはたぶん、視点の高さにもあったと思います。

Wikiや著者プロフィールにも書かれていますが、脊椎カリエスを患ったことで身長が低くていらして、それが独特のアングルにもつながっているようです。

 

わたしが親和感を抱いたのも、きっと自分の視点に近いからでしょう。

人って、みんな見ている高さが違うけれど、その視野を比べることってできなくて。でも、写真にするとそれが個性になってあらわれるんですよね。

面白いものです。

 

牛腸氏はこどもをたくさん撮影していますが、知り合いだけではなくて被写体・モデルとしてお願いした子も多数いるようで。

どう頼んでどう撮影したのかはわかりませんが、馴染んでない子がカメラを向けられて困惑したり緊張している様子もそのままに写し取っています。

ちょっと猫の撮影写真に似ているかも…と、今、文章を書きながら思いつきました。街で出会った猫にカメラを向けると、逃げないとしても警戒して怪訝な顔をされちゃいますよね。あんな感じです。

 

中にはふつうにおどけている子もいるし、撮影自体がなんだかわかってない年齢できょとんとした顔の子もいる。

撮影者の牛腸氏の表情はもちろん見えないのですが、特別あやすわけでもなく淡々と撮っていらしたんじゃないかなー。ノリとか皆無で、ただ、「今」のその子を写す。勝手にそんな撮影のようすを思い描いています。

 

この方の写真はもっともっと見たかったなあ。

この本の巻末にある監修の飯沢耕太郎氏の解説には

牛腸氏が『老年の「時間(とき)」』と題された写真群の連作が視野に入っていたらしいと書いてあって、ああ、見たかったなあと。

亡くなった方の未来を考えてもせんないことですけど、でも、

この写真集↑に収録された作品はどれも大好きなので、お年寄りを撮影したらどんな写真だったかしら…と、やっぱり考えちゃいますねー。

 

いつもなら、著者や作品についての感想のあと

『この本はこんな方におすすめです』

っていう事を書くんですが、

この本に関してはそれができないみたい。

まるっきりわたしの趣味なので、ただ眺めるだけ。いくつかの写真集にバラバラに収録されていたこどもの写真がまとまって、ああ、わたしの好きな写真がかなり集約されてるなって、それだけです。

牛腸さんって写真家さんがいたんです。わたしは大好きなんですーって一言に尽きますね。

 

もし、この記事を読んで牛腸氏に興味をお持ちになる方がいらして、そしてどこかで写真をご覧になっていただいたりしたら…、とてもとても嬉しいです。

気になりましたらよろしくどうぞ。

 

 

 

[は行の出版社]  [か行のタイトル]

前の記事でモリナガ・ヨウさんの「築地市場」を紹介したわけですが

なんと!マジ直後にこの絵本に関するモリナガさんのインタビューが公開されました。

ご縁を感じる一方で、紹介前にコレ読まなくてよかったなあ、というのが実感。

モリナガさんの対象への熱と距離感がよくわかる、とてもいいインタビューなので、記事を書く前に読んでいたらゼッタイ引っぱられた文章になってた。

孫引きばっかの紹介文になったりしたら、自分でダメ出しツッコミしまくって記事を下書きにのまま放置の可能性もあったかも。あーヤバかったーwww 

 

ということで、本日の記事は『モリナガさんインタビューの感想&紹介』なのです。他の本を紹介しようかと思ってたんだけど、このタイミングじゃないと書けないフレッシュな内容なので!

 

わたし、ついったらーなので、好きな作家や漫画家のフォローもしていますが、記事を書いて告知リプすることってあんまりないんです。

でも、気づいてくださってRTしてくださったりリプくださったりする著者の方もいらして。モリナガさんも、今回、RTとリプをダブルでくださったんでした。(嬉しかったので両方貼りつけちゃいますw)

で、リプの後、このようなツイートをなさっていらっしゃいました。 

 

インタビューを読んだ時もこのツイートを見た時も、とっても嬉しかったのは、わたしが惹かれてやまなかった夜の空気感は、モリナガさんがとても苦心して表現なさってたんだとわかったこと。

 

何であっても表現する側とそれを愛でる側の間には<作品>がはさまってて。

それがどんな風かっていうのは両者が同じ目で見てるとは限らないんですよね。視差や時差があるのは当然なわけ。

なのでわたしは感想や紹介をするときには、表現者・発信者にフィードバックできたらいいなって意図があります。

「ここがステキでした」「ココが面白かったです」「ここ、好きなんです」

っていうのを作り手の方に伝えたいなって思って書いてます。ラブレターですね^^

その、「わたしのLOVEなところ」と「著者のいっぱい工夫しましたなところ」がマッチングしているのがわかって、これはもう嬉しさ倍増!

通じた~♡ な感激でございましたですよ。

 

そうはいっても、やっぱりまだまだ受け切れてなかったようです。

インタビューを読んで初めて気づくデザイナーさんの意図・工夫。

なるほど、絵と文だけじゃなく、それを見せるデザイナーさんの技量もありますよねー。

(もっと細かくいうと、インタビューには書かれていませんけど、編集さんの力量や印刷屋さんの色再生の技術もあると思います。特に色はとっても素敵に出ていますから、再現するのにかなり配慮なさったはず。

あー、こんなん書いてたら原画見てみたくなってきちゃった)

 

でね、インタビューの途中に、作品の絵を手前にピントを合わせて撮影した1枚があるんですが…

めっちゃめちゃにリアルになります。

これイイ!他の絵でもやってみたい!(テクがないのでできないけど★)

絵本を肉眼で見るだけじゃなくて撮影してさらに遊べるなんて面白すぎる!

 

さらにいうと、そうだよなんでわたしはこの絵の見やすさを書かなかったんだろうと更新直後に思ってはいたんです。うまく表現できなかったんだよう、ううう…。

いーっぱい描きこんであるのに、全体を見ると空気のヌケ感があって、キュウキュウじゃない広がりがある絵なんですよ~。

くそう、なんでこの1文を昨日入れなかったかな、自分。更新した記事を見直して、入れこもうとしたら、ぜーんぶ書きなおしになりそうな予感がしたので後出しジャンケンなのを知りつつ、この記事に太字で入れときますわー。

 

そんな感じで読みながらあいづちをたくさん入れて、読み終わった後はインタビュー記事を読み直しながら絵本を手にとり確認したくなっちゃうステキ記事でした。

絵本の後でインタビューを読むほうが、先に読むよりおススメですが、待ちきれないならインタビューを読んで楽しみどころをチェックした後に絵本、でも別の楽しみ方ができそうです。

どちらにしても、対で読むのがおススメの絵本とインタビューでした。

ここ当分は、これがイチオシの予感がいたしますです。うっふー♪

 

モリナガ・ヨウさんの新刊です。

サイズはちょいと大きいのですが、この大きさはアリです。

というかこのサイズ、必要でした。

 

 

『ジェット機と空港・管制塔』

 

 

 [か行の出版社]  [た行のタイトル]

 理系…とは違う気がするんだけど、まあそれはとりあえず置いといて…。

 [さ行の出版社]  [た行のタイトル]

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