ぶたぶたさんのシリーズはこのところ順調に新刊が読めているので大変ウレシイ♡ 

吉田さんって、すみません知りませんでした。
「なおき」さんじゃなくて「ひさのり」さんなんですね。自分用メモとして書いておきます(笑)。

 

 またもや食べ物つながりです。今日は小説。

宇江佐さんの訃報を知った時、真っ先に思い出したのがこの作品でした。
作家名と作品名がわたしのなかでしっかり噛みあって「この人の作品おっかけて読もう」と思った作品だったんですね。

でも、どこがそんなに好きだったのか、実はすぐには思い出せなくて。
手元になかった本を入手して再読し、この作品の、ある意味ややこしいくらいに手の込んでるところが好きだったんだなあ、と改めて味わいなおしました。

 

うまくいってない夫婦仲のお話なんだけど、もう我慢できない!と思って別居したのが物語のやや半分くらい。
つまり、後半はずーっと別れるんだどうするんだとすったもんだし続けたわけです。長いな!
でも、読み直してみるとさもありなん、なんですよね。
旦那も意固地ではあるけれど、妻も大人しげに見えて、かなり頑固。
彼女は偏食で、それが性格にも影響している…みたいなことを最後のほうで書いています。
実際に偏食と性格が繋がるかどうかはさておいて、旦那が反省してそう伝えても、「はいそうですか」とは譲れない気持ちと、では離婚できるかとなるとそう簡単にはふんぎりがつけられない、頑固なだけに引っぱってしまう、その心情が非常に共感できました。

憧れて嫁入りしたら旦那が女性不信で事あるごとに当たられてはねえ…。

とはいえそこで我慢できず家を出て、さらには延々と素直になれず、戻れないあたりは時代小説というより、現代ものっぽい雰囲気も感じたり。

 

わたしがいちばん好きなのは、最後のほうで妻ののぶに旦那の正一郎が自分の心の裡を語るくだりです。以下抜粋。

 「(前略)おれは常に疑心暗鬼に捉えられていた。お前が出て行った時、案の定だ、ざまあ見ろという気がした。誰に対し、何に対してざまあ見ろなのか、その時はわからなかったが、後で気がついた。おれが、おれ自身に対してののしっておったのだ」 

なんかね、タイミング的なものもあったかもしれませんが、わたしにはとってもこの言葉が響いたんです。

うまくいかないだろうと思ってもしなくちゃいけないことってあって、そんなとき実際にダメだったらこういう負け惜しみ的な心理になるよねって。

小説だから距離を持って「そりゃうまくいかんわ」と言えるけれど、たぶん自分も同じようなことしてるよねって。

その後、こういう心理になりかけて「イヤそれダメだろ」って立ち止まれるようになったのはこの作品のおかげかもしれないとマジで思ってます。

 

じれったいくらい戻れなかったのが最後になってバタバタと(まるで打ち切りが決まったマンガのように急ぎ足で)まとまるラストに関しては賛否両論あるようですが、生まれた子供がお舅さんに似ていたという結びは大好き。

「終日、よい天気だった。」

よいことも悪いことも起こるけれど、すべてがめでたしめでたしではないけれど、でも、天気のいい日が間に挟まるならば、やっぱり穏やかで「いい」といっても大丈夫じゃないんだろうか。

毎回ゆったりした気分で読み終わらせてもらえています。

 

宇江佐さん、素敵な小説をたくさんありがとうございました。

遅ればせながらご冥福をお祈りいたします…。

 

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 仕事紹介というよりもチロルチョコ紹介のコミックですが、甘いものが嫌いな人はそもそも読まないだろうし、好きなら紹介文とか脇に置いてもガッツリ読みこみますね、きっと。
他のお菓子メーカーがどんなふうかはわからないけど、共通する部分もあるんだろうなと思いつつ、コンビニでチロルチョコを見る機会が(そしてもしかしたら買っちゃう機会も)増えてしまいそうな広告的かつ誘惑的なコミックでした。

 

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