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しろまち堂本館

ひたすら好きな本の紹介をするブログです。しろまち堂本館の旧館(http://honwagohan.blog19.fc2.com/)と新館(http://shiromachido-honkan.hatenablog.com/)をひとつにまとめました。過去記事のカテゴリ整備などを合わせて、ゆるゆるとやっています
Top Page › Archive - 2009年01月

世界を動かした塩の物語

世界を動かした塩の物語しゃっくりがいこつのシンドラーさんが絵をかいています。どんな本かなーと思って読んでみたら塩についての科学と歴史の絵本でした。けっこう難しめ。これは家庭科で味付けとか塩について勉強する機会があったらあわせて読むと楽しいかも。今は合成できるお塩も、昔は海水から作ったり、岩塩を探したりと大変でした。手間がかかるけれども必要なものだったから、当然高価で、取引によく使われました。という...

あなたがうまれたひ

あなたがうまれたひ (福音館のかがくのほん)…「かがくのほん」なんだ~…。お誕生のお祝い絵本ということで紹介されていたので読んでみました。文章はすてきですね。あなたが生まれてくることをみんなが歓迎しているんだよというのがよく伝わります。でも、これ、切り紙にする必要はあるのかな?シンプルではありますが文章がやわらかいのに絵のラインが固くて私はちょっと違和感を感じます。色もかなりはっきりしていて、アートっ...

海賊日誌 少年ジェイク、帆船に乗る

海賊日誌―少年ジェイク、帆船に乗る (大型絵本)崖の国で紹介したクリス・リデルが挿絵です。この方、ファンタジーだけかと思ったら歴史ものもしっかり描ける方なんですね。タイトルでわかるとおり、中世の帆船に乗り、海賊になった少年の日記形態の物語なんですが緻密さと迫力がすごい!物語を読んでいる、というよりもビジュアル系の絵図鑑を見ているような感じ。子どものころ、宝島を読んで、船のことなんてわからないのに夢中に...

太陽へとぶ矢

太陽へとぶ矢(1975/11)ジェラルド・マクダーモット商品詳細を見るうーん、画像がなくて残念。ビビッドでかっちょいい表紙なのに。表紙にも小さく書いてありますが、インディアン(ネイティブ・アメリカン)に伝わるお話を絵本にしたもののようですね。「神」という表現がなされていないので民話ということになるのかな?内容はかなり神話っぽいです。ギリシャ神話とか、そんな感じ。太陽がいのちの矢を地上に飛ばし、それをうけた...

だれも知らない小さな国

だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ―コロボックル物語)講談社の青い鳥文庫からも出てるんですが、愛着のあるハードカバーの画像をのせました。ずーっと昔からある本だよなぁと思い、奥付を見ると改定新版となっていて、じゃあホントの初版は?と著者あとがきを見ると昭和34年だとのこと。って、もうすぐ50年!?半世紀ですよ…。日本で、こんなふうに地に足のついたファンタジーが50年前に書かれていたというのはなんとも...

蜘蛛の糸

蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)(1994/10)芥川 龍之介遠山 繁年商品詳細を見るこれまでにも何回か紹介してますね。偕成社の≪日本の童話名作選≫シリーズの1冊です。それにしても、このシリーズはバラエティに富んでいるというか(節操がないというか)この作品も絵本にしちゃうの?というものが多いんですよね。芥川龍之介が絵本…って、最初はびっくりしました。まー「トロッコ」に比べれば絵本になってもおかしくない作品ではあります...

わたしのワンピース

わたしのワンピースまこちゃんのおたんじょうびを紹介した、にしまきかやこさんの絵本です。この本の方が有名ですね。ブログで紹介しようと思って読み直してみるとファンタジックな絵本だなぁと思います。だって、イントロからしてワンピースにするきれは空から落ちてくるんですもの。それをワンピースにして着るんですもの不思議なことがおきてもおかしくないですよね。うさぎさんは、落ちてきたきれをなんのためらいもなくワンピ...

「イグルー」をつくる

「イグルー」をつくる(1999/12)ウーリ ステルツァー商品詳細を見るちょっと変わった写真絵本です。理科系?社会系?民族系ならぴったりするのかな。建築っぽくもあるし…。とにかくイヌイットという民族の作る家、イグルーの写真絵本です。文章も写真もいたってシンプルで飾り気がなくわかりやすい、を第一に考えられているんだろうな、という印象を受けました。雪で作る家は、日本のかまくらと似ているように思いますがイヌイット...

3びきのくま

3びきのくま(1975/10)ポール・ガルドン商品詳細を見る画像がないな…。黄色い色に3びきの熊がいます。目立ちますがシンプルです。有名なお話なのでたくさん出てるんですが、今回はホルぷ出版のポール・ガルドン作の作品を。絵の色合いは柔らかく熊もとても熊っぽくてよいと思います。お話は特に変わったところがありませんがこの絵本では熊の大きさに合わせて文字の大きさを変えてあるのがひとつの特徴です。読み聞かせなんかでは...
おっ? * by はにぃ
この絵本、気になる・・・
早速、図書館か本屋で探してみます。

ぜひどうぞ♪ * by しろいまちこ
かわいくなさがなんともリアルでいいですよ(笑。
あ、あと「おでっちょさん」がもし未読でしたら
あわせてチラ見していただくといいかもです♪
私の最近のツボです。ふふ。

はせがわくんきらいや

はせがわくんきらいや著者は長谷川集平さん。トリゴラスの著者でもあります。この「はせがわくんきらいや」がデビュー作。なんというか、インパクトの強い作品です。絵本なのにモノクロ。文字も手書きで、個性的。なんというか、他の絵本に比べてかなり読みにくいんですよ。内容も明るいとはいいがたい。でもでも、目が離せないんです。はせがわくんのことを友達の男の子が書いています。はせがわくんがいかに虚弱で泣き虫か、そん...