『翔んで埼玉』、リアルタイムで読んでました。なつかしー(^▽^)/(トシがバレるな、こりゃwww)

内容紹介
30年以上の時を経て、『翔んで埼玉』が奇跡の大復活! 傑作短編集『う~ん、マンダム。』の発売! 続いて代表作『パタリロ! 』の舞台化が決定! 魔夜峰央氏の身に今、何が起きているのか。思い返せば魔夜氏の人生は奇跡の連続だったという。雪国での生い立ちに始まり、漫画家デビュー、ホラーからギャグ漫画家への転身、運命の出会い、自身が「冬の時代」と呼ぶ、長い苦難の時期、そして……今。本書では、そのすべてを赤裸々に語っていただきます。はたして、その人生に降りかかった神がかりの数々とはどんなものだったのか。スピリチュアル漫画家・魔夜峰央先生初のエッセイは、心が軽くなる言葉に満ちた、まるで自己啓発書のような読後感の自伝的作品になりました。巻末付録として、守護霊漫画『龍王無尽』(「パタリロ! 」第129話)を収録!



「え、オカルトじゃなくてスピリチュアルなの?」がタイトルを見たときの第一印象。
スピが流行ってるのもあるだろうし、魔夜さんが直感型の方で、人生のいろいろな時期でインスピレーションを受けて人生を送ってきたこともあり、あわせてのタイトルじゃないかな、なんて勝手に妄想。

自伝とエッセイの間、みたいな感じで、これまでの人生の出来事や感じたことを合わせながらの語り口調で書かれています。
ふんわりした柔らかい語り口なので読みやすいです。

なんとなくだけど、書いていることの裏側にはもっといろんなニュアンスや出来事があって、それらのうち書いても大丈夫そうなところを最大公約数にまとめてさらりと書き表したのかな、なんて。

や、わかんないですけど、なんかこう、後ろにもっとあるよね?って言いたくなっただけです。うん。
魔夜さんのオカルトやホラー、大好きだからかもですね。面白いんだよう。『妖怪缶詰』とか読んでみようかな。懐かしい作品いっぱい詰まってそう。
そういえば、魔夜さんの描いたぬらりひょんはとってもイイ感じだった。洋物も和物もお上手な方だから、妖怪作品や妖精作品の新作を読んでみたいな。あと、ホラーや幻想作品のコミカライズとか。絶対すごく面白いはず!

漫画家や作家の方は多いみたいですね。インスピレーションや直感が鋭い方。魔夜さんもそうみたい。
だからといっていいことばかりではなく、耐え忍ぶ<冬の時代>もあったことを本書で知りました。『パタリロ』がずーっと続いているから、<冬の時代>のことなんて考えてもみなかった。
その<冬の時代>を乗り越えられたのは、いい時期に購入していた財産で、ピッタリなくなったとか読むと「おお~っ!」ですわ。
日常ずっと大なり小なり感じるものがあるんでしょうね。で、それらが現実になるのを体感し、その積み重ねの結果が今回の文章ってことかな。
みんなに共通するものではないかもしれないけど、独りよがりとかじゃないので、感じるものがあるなら生活の上で心がけていくといいのかもです。

巻末にパタリロの『龍王無尽』が収録されているのも面白かったですよ。実際こんなふうなのか?はわからないけど、いい心がけで生きるに越したことはないので参考になるかと(^皿^) 



 [は行の出版社]   [さ行のタイトル] 
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寒い時期になると読みたくなる1冊です。
著者のリンダ・ハワードは、有名なロマンス作家で著作も多数。
ロマンスは現代ものよりヒストリカルが好きなわたしですが、この作品は現代でもピカイチにステキだと思います~♪

内容(「BOOK」データベースより)
田舎町の高校に赴任した教師メアリーは、トップの成績にもかかわらず学校に来なくなった生徒ジョー・マッケンジーを訪問した。話を聞くに、ジョーと彼の父ウルフはインディアンの混血だという理由で町民と距離を置いているらしい。ジョーが密かにパイロットに憧れているのを知ったメアリーは個人授業を申し出るが、ウルフは冷たく拒絶した―自分たちには近づくな、僕はレイプの罪で刑務所にいた男だ、と。女王リンダの最高傑作シリーズ、待望の文庫化。

エイプリルフールなので、ありえないヘンな絵本の紹介をば。

 

 

なんとも奇妙な味わいのデビュー作です。

ケチャップが八百屋でトマトを見ている表紙…。

自宅で加工してケチャップ作るんかな。それともトマトを食べたらケチャップになるんかな…。

 

かがむと(お腹が押されると)中のケチャップが出ちゃうとか

妙~にリアル。ヤバいです。

前の人のお財布を拾うという親切な行為によって、その人にケチャップがかかるかも。逃げてー!…というタイプの、ギャグなんだかスリルなんだかな小ネタがちりばめられているんですよ。

センスがちょっと自分と違うので、ビミョウなお笑い芸人のネタを見ているような気分になりました。

 

とはいえ、この絵本、かなりシュールな感じで、そこがクセにもなるんですよね。

言葉はリズムのいい五七調の詩みたいで、内容はどこかうら淋しくて。

絵もシュールレアリスムぽいですし

好きな人は相当ハマるんじゃないかと。

(たぶんですがダンスィー向けと思います。生粋のダンスィーに読んで評価を聞きたい)

 

ゲラゲラと声を出して笑うよりも

んふ、ふふっ…と、鼻に抜けるような笑いの絵本です。

書店では見つけにくそうですから、図書館などで見つけた際に手にとって、鼻に抜ける感じを味わっていただけましたら嬉しいです^^

 

 

[は行の出版社]  [か行のタイトル]

そっか、没後30年で出版されたんだ。 

 

作品紹介の文章がありませんでした。飯沢耕太郎監修の、上記の写真集からこどもの写真を集めたリメイク的な写真集です。

 

わたしは写真がすごーく好き…というわけではないのですが、

「この人のこの写真集を手元に置いて、好きな時に手にとって見たい」

という写真家が何人かいるんですね。

 

ロバート・メイプルソープの花の写真、

SUARESという人が編集した犬と猫の写真、

そして牛腸茂雄のこどもの写真。

 

最初の二人に関しては、それぞれ写真集が出ているのでそれを持っています。

牛腸茂雄氏に関しては、こどもだけの写真集が以前はなかったので、この人の事を初めて知った写真季刊誌『deja-vu』を大事に持っていました。が、この本が出たからにはこっちに切り替えてもいいかな…と思っています。ちょっとサイズ小さめな気もするけど。

(ちなみに、どうしてdeja-vu』を知ったかは、今はもう全然思い出せないんですが、deja-vu (写真) - Wikipedia によるとこの牛腸特集の号が話題になったようですから、たぶんそのあたりの時期にネットかどこかで情報を拾ったものだと思われます)

 

わたし、好みのものに関しては集中して情報を仕入れるタイプなんですが、知った時には牛腸氏はすでに故人。プロフィールやインタビュー以上のことはわからず★

 …でも、写真家だし、写真で語っているんだからもうそれでいいと思うしかないのかなー。

 

何かを<語る>写真を撮る方です。

「見ろ」というメッセージとは違うのだけど、この方の撮った写真は他の人とどこか違っていて、それはたぶん、視点の高さにもあったと思います。

Wikiや著者プロフィールにも書かれていますが、脊椎カリエスを患ったことで身長が低くていらして、それが独特のアングルにもつながっているようです。

 

わたしが親和感を抱いたのも、きっと自分の視点に近いからでしょう。

人って、みんな見ている高さが違うけれど、その視野を比べることってできなくて。でも、写真にするとそれが個性になってあらわれるんですよね。

面白いものです。

 

牛腸氏はこどもをたくさん撮影していますが、知り合いだけではなくて被写体・モデルとしてお願いした子も多数いるようで。

どう頼んでどう撮影したのかはわかりませんが、馴染んでない子がカメラを向けられて困惑したり緊張している様子もそのままに写し取っています。

ちょっと猫の撮影写真に似ているかも…と、今、文章を書きながら思いつきました。街で出会った猫にカメラを向けると、逃げないとしても警戒して怪訝な顔をされちゃいますよね。あんな感じです。

 

中にはふつうにおどけている子もいるし、撮影自体がなんだかわかってない年齢できょとんとした顔の子もいる。

撮影者の牛腸氏の表情はもちろん見えないのですが、特別あやすわけでもなく淡々と撮っていらしたんじゃないかなー。ノリとか皆無で、ただ、「今」のその子を写す。勝手にそんな撮影のようすを思い描いています。

 

この方の写真はもっともっと見たかったなあ。

この本の巻末にある監修の飯沢耕太郎氏の解説には

牛腸氏が『老年の「時間(とき)」』と題された写真群の連作が視野に入っていたらしいと書いてあって、ああ、見たかったなあと。

亡くなった方の未来を考えてもせんないことですけど、でも、

この写真集↑に収録された作品はどれも大好きなので、お年寄りを撮影したらどんな写真だったかしら…と、やっぱり考えちゃいますねー。

 

いつもなら、著者や作品についての感想のあと

『この本はこんな方におすすめです』

っていう事を書くんですが、

この本に関してはそれができないみたい。

まるっきりわたしの趣味なので、ただ眺めるだけ。いくつかの写真集にバラバラに収録されていたこどもの写真がまとまって、ああ、わたしの好きな写真がかなり集約されてるなって、それだけです。

牛腸さんって写真家さんがいたんです。わたしは大好きなんですーって一言に尽きますね。

 

もし、この記事を読んで牛腸氏に興味をお持ちになる方がいらして、そしてどこかで写真をご覧になっていただいたりしたら…、とてもとても嬉しいです。

気になりましたらよろしくどうぞ。

 

 

 

[は行の出版社]  [か行のタイトル]

 折しも年末に読みまして。なんか色々切実な気分でした…。おぅふ★

 

2012年、著者が仕事場として都内の木造アパートを借りるところから話ははじまります。狭いアパートの床にうず積み上げられた本、本、本。「こんなに部屋中本だらけだと、そのうち床が抜けてしまうのでは?」と不安におそわれた著者は、最良の解決策をもとめて取材を開始。蔵書をまとめて処分した人、蔵書を電子化した人、私設図書館を作った人、大きな書庫を作った人等々。

 

大事なのは物理より心理 

ストレートかつドッキリなタイトル。しかも出版社が〈本の雑誌社〉って、なんかできすぎかも。
本読みなら気になること間違いなしでしょ。てか、本読みかそうでないかの踏み絵にできるんじゃね?ってくらいのインパクトを感じるのはわたしだけかしらん。

 

世の中の本を読む人と読まない人の間の川は意外と広いのかもしんないなーと思うことがしばしばあります。
インテリア記事の写真とか見るとたいがい「こんな本の収納場所のない部屋に住めるかー!」とツッコミます。しないですか?するよね?すると言ってオネガイ!
ま、その叫びの裏側の、わたしん家みたいに本ばっかりだと写真をとっても部屋の写真だか本棚の写真だかになっちゃうという事情は脇に置いときますけどもさ。

 

趣味の本読みでさえこうですからね、プロのライターさんになるとそりゃもう言うまでもないっす。
自宅の本の量に「ヤバい…」とマジで感じてビビっている方々を代表して(?)西牟田さんが書いたインタビュー&自分の体験レポの複合技がこの1冊。
実際に床が抜けた方のインタビューあり、抜けてはいないがヤバい方々へのインタビューあり、蔵書保存をどうしているか、削減した方はどのような方法をとったかなど、かなりの盛りだくさんな内容になっています。

 

しかし、軽い気持ちで読み始めてみたら、これがけっこうヘビーな雰囲気★文章の間から緊迫感がヒシヒシと漂ってきちゃってえ、なんか、ちょっと、興味本位で読み始めちゃったけど大丈夫…?
なーんて感じてしまったホントの理由は後ほど明らかになるんですが、結局のところ増やすか?減らすか?の二者択一で、増やす方が減らすよりはるかにラクー!って言いきりますが、それで終わらないからさあ大変。

 

著者をはじめとして、本読みにとっては、読んだ本は自分の内側のどこかと繋がってるもんなんです。
本に該当するのが服の人もいるでしょうし、コレクションのグッズの人もいるでしょう。
増やすことで繋がりが薄まる可能性はある。けど、だからって手放して繋がりを切るのがラクになるわけではない。
どんな方法があるのか?その方法をとった人はどう感じたのか?そして著者は?
という思考の旅(ある意味迷路)に一緒に連れていかれる趣があります。

 

床が抜けるにもパターンがあるとか、物理的な話ひとつにとってもなぜか説がいろいろあったり、床抜けの被害にもバリエーションがあったりとか。
ん、なんでこんな寄り道が?などと読みすすみながら困惑もしますが、本を持つか手放すかの選択って、本読みにとっては人生の選択につながっていますからね。一直線にすすむだけがいいこととは限らない!
著者はどうしたいの?そして読者である自分はどうするの?まで絡んでくることに、読む前に予想しなかったわたしが甘かったのかも。

 

あの世に本は持っていけない。だとすると今持っている多数の本をこれからどうしよう。
生きてる間の対策、亡くなった後の処分、減らした人の心境、後悔、行動。
図書館化か自炊か廃棄か電子化か?
さまざまなパターンを読みながら、去年した引越しの大変さを思い出し、著者の話と自分の事が乖離したり寄り添ったり。

 

面白いのが作中に登場する方々の中で、数少ない思い切りのいい方が内澤旬子さんと大野更紗さんで女性だったこと。
内澤さんは処分をすすめ、大野さんは徹底的にデータ化をすすめるという違いがありますが、迷いのなさは共通しています。
個人的には大野さんの本棚&机に一目惚れ。効率第一のかっちょいいデスクでした。自分が使いこなせるかどうかを棚に上げていいなら、アレ欲しい!ですわ。マジで。
そうはいかないので、とりあえず本棚のディスプレイ変更を検討しています。
「部屋に置いてあるもの、視界に入るものが思考に影響を及ぼすので気をつけ」たほうがいいようですから。
(「 」内は大野更紗さんの弁を引用。すごい説得力でした…。)

 

著者のようによんどころない事情は今のところありませんが、先々のことも考えたほうがいいお年頃。
自分なら…うちの本は…、しっかり考えて、この本を読んだことを血肉にしたいと考えさせてくれる、みっちりとした一冊でした。
お世話になりました!

 

 

[は行の出版社]  [は行のタイトル]
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